2012年11月29日木曜日

一燈照隅 について


 「昨日の嘘つきが明日の責任を語るな!  なぜ日本はこんな弱くヘナチョコになったのか!」                              
                                 春山満さん

20代から筋ジストロフィーの難病と戦いながら、年商6億円のビジネスを育てた春山氏。どこかで観た程度の人だったが、NHKのインタビューでの氏の言葉には迫力があった。以下インタビューの抜粋。


「 若い人が生き抜く力をつけて欲しい。本当に、若い人が生き抜く知恵をつけて欲しい。それがなぜかみんな変な方向を向いている。だから僕はそれを大政治家や 大企業や 大経済人に任すには、もうこの国はダメだと思う。そう判断しました。そうでなく、私たちが国家なんだと、それぞれが持っている、小さくても、志のある、憧れを持ったともし火が輝きだし、自分の役割を果たしていく。片隅かもしれないけどしっかりと照らす。こういう人が語ることによって、結果、日本が照りかえっていく。僕はそのメッセージをどうしても形にしたいと思い出した・・。


井上さん、 (NHKのキャスター)生きた学びをしないとダメよ。マニュアル本ばっかりよんで 目の前の答えをHOWTO本で探して 、 20代 30代、一番大事なのは、学んで真似ること。それは就職活動のための勉強、大学受験のための勉強のような、既にあるパターンの学びではなく、仕事や社会を通して学んで自分で加工していく僕はそういう幹の太らせ方を、若い人に伝えたいんです。


僕はたまたま病気をきっかけに、宿命としていろんなものを奪われていきました。足が動かなくなり、手が利かなくなり、そして首から下が麻痺して、考えれば絶望しかありませんでしたよ。ただ僕はどうやって生きていくかを考えた。無くしたものを100回嘆いても、そこに道は見つからなかった。それよりも、あと何が残っているかを考えた。こうしてしゃべれる。見える。聞こえる。何よりも、自分で考える。もうなくなったものは数えない。それよりも、残されたものを誰よりも磨いて、とにかく、生き抜くことを考えた。僕はたまたまそうやって20代 30代を歩いて生きた。


今就職難だといわれていますよね。大うそですよ。ソレは一部の大企業の新卒の求人倍率であって、中小は人がほしくてしかない。だってね、今の大企業はいつから大企業だったの。僕は大企業をいっぱいしっていますよ。30~40年前、怪しい金融だったり、怪しい薬やだったり、怪しいガードしたの工作機械家が、気がついたら大企業になっている。20代は大いなる練習時間として、楽しむような選択。僕はそういう風潮を世の中に伝えたいですね。」


春山さんが凄い人であることは間違いない。だが彼の強さを全員には期待するのは無理。また、今大企業に身を置く人には大して響かないかもしれない。だが赤字のところは肝に命じたい。そして相場観としていうなら、確かに50年前は多くの大企業は中小企業だった。今その組織の人が春山氏の主張を聞いても冷ややかなら、確かにソレは売りシグナルなのだろう・・。

2012年11月28日水曜日

真マネー原理プロから


< 世界の潮流(外交)の全て >

http://www.foreignpolicy.com/articles/2012/11/26/the_fp_100_global_thinkers?page=0,1#thinker2


潮流を作る世界の100人に日本人は二人。(自分で確かめてください)米国の外交に影響をもつバレリージャレットやイアンブレマーが入っていないのは、この雑誌の視点がグローバルだからだろう。ただし、自分が国際人の一人だと思うなら、まずこのなかの何人を知っているか確認してからだろう。



< フィスカルクリフの全て >

http://www.washingtonpost.com/blogs/wonkblog/wp/2012/11/27/absolutely-everything-you-need-to-know-about-the-fiscal-cliff-in-one-faq/


フィスカルクリフを語るなら、まずはこれ暗記しよう。

2012年11月26日月曜日


CASインサイダー事件は米国の小沢事件 

今日の出来高は、ブラックフライデー後の金曜としては2007年以来の

2012-11-24 03:04:52 -

アルゼンチンは?

月曜日の「ギリシャ」に期待して欧州株は上がっているようだ。今日の米国はまだ休み気分なので、この欧州の雰囲気に支配されたままだろう。この上のSPZは

2012年11月22日木曜日

 黄門様よりも鬼平 マネー原理プロから



まず参考までに、WIKIより長谷川宣以(平蔵)の抜粋した。(赤字に注目)

延享2年(1745年)[1]、400石の旗本である長谷川宣雄の嫡男として生まれる。母の名は不詳で、『寛政重修諸家譜』には某氏と記されている[5]明和5年(1768年)12月5日、23歳の時に江戸幕府10代将軍・徳川家治御目見えし、長谷川家の家督相続人となる。時期は不明であるが旗本の大橋与惣兵衛親英[6]の娘と結婚し、明和8年(1771年)に嫡男である宣義を授かっている。
青年時代は放蕩無頼の風来坊だったようで、「本所の銕」などと呼ばれて恐れられたと記録にある[7]。父の宣雄は火付盗賊改役を経て安永元年(1772年)10月に京都西町奉行の役に付き、宣以も妻子と共に京都に赴く。安永2年(1773年)6月22日、宣雄が京都で死去。宣以は父の部下の与力・同心たちに「まあ皆さんがんばってください。私は江戸で英傑といわれるようになってみせる」[8]によると豪語して江戸に戻り、同年9月8日に30歳で長谷川家の家督を継ぎ、小普請組支配長田備中守の配下となった。
父がためた金も使い果たし、遊郭へ通いつめて当時はやりの「大通」といわれた粋な服装をしていたと伝えられる宣以であるが、安永3年(1774年)、31歳で江戸城西の丸御書院番士(将軍世子の警護役)に任ぜられたのを振り出しに、翌年には西の丸仮御進物番として田沼意次へ届けられたいわゆる賄賂の係となり、[9]天明4年(1784年)、39歳で西の丸御書院番御徒頭[10]、天明6年(1786年)、41歳で番方最高位である御先手組弓頭に任ぜられ、順調に出世していった。火付盗賊改役に任ぜられたのは天明7年(1787年)9月9日、42歳の時である。
寛政の改革人足寄場(犯罪者の更生施設)の建設を立案し、石川島人足寄場の設立などで功績を挙げた。しかし、この時上司である老中首座松平定信に予算の増額を訴え出たが受け入れられず、やむなく宣以は幕府から預かった資金を銭相場に投じるという方法で資金を得る。辣腕とも言えなくは無いが、当時の道徳的には認められるようなものではなく(現代においては、役人が国家予算を相場投機で殖やすのは、道徳のみならず法的に認められるものではないが)、またこのような手法はかつての田沼意次を思い起こさせるようなものであり、このため意次を毛嫌いしていた定信とは折り合いが悪かった。定信は自伝『宇下人言』において敢えて名を呼ばず「長谷川(なにがし)」とまで記し、功績は認めたものの「山師などと言われ兎角の評判のある人物だ」と述べたほどであった。また前述のように清廉潔白というわけでもなかったので『よしの冊子』(定信の元に集まってきた隠密情報を整理した文書)によると「長谷川平蔵のようなものを、なんで加役に仰せ付けるのか」と同僚の旗本たちは口々に不満を訴えたという。
寛政元年(1789年)4月、関八州を荒らしまわっていた大盗、神道(真刀・神稲とも書かれている)徳次郎一味を一網打尽にし、その勇名を天下に響き渡らせる。
寛政3年5月3日1791年6月4日)、江戸市中で強盗及び婦女暴行を繰り返していた凶悪盗賊団の首領・葵小僧逮捕、斬首した。逮捕後わずか10日という異例の速さで処刑している。[11]
非常に有能だが幕閣(特に前述の定信)や同僚からはあまり信頼されていなかったようで出世はままならなかったが、的確で人情味溢れる仕事振りに庶民からは「本所の平蔵さま」「今大岡」と呼ばれ、非常に人気があった。宣以も出世できないことを愚痴っていることもあったが「越中殿(定信)の信頼だけが心の支え」と勤務に励んでいたという。
寛政7年(1795年)、8年間勤め上げた火付盗賊改役の御役御免を申し出て、認められた3ヵ月後に死去した。死の直前、11代将軍・家斉から懇ろな労いの言葉を受け、高貴薬「瓊玉膏」(けいぎょくこう)を下賜されている。東京都新宿区須賀町の戒行寺に供養碑がある。戒名は「海雲院殿光遠日耀居士」(かいうんいんでんこうえんにちようこじ)。長谷川家の家督は嫡子長谷川宣義が継いだ。
なお、長谷川宣以の住居跡には数十年後に江戸町奉行となる遠山景元が居を構えた。
 

政治を引退する与謝野さんがNHKのインタビューに出ていた。手術後で痛々しいかった。それでも財政問題を今警告しなければならないという政治家の信念、迫力があった。

10年以上TEA PARTY( 茶会党 世界で一番財政規律を重視)を追いかけ、その主張が正しいとずっと考えて来た自分が、急に「超法規的」「邪道」何でもいい、今は何かすべきと考えるようになった。しかしその理由が自分で説明できなかった。
 
それが与謝野さんの主張を聞いて整理できた。与謝野さんは2020年に日本は大変な事になるといった。また日本はソレに気づいていないとも言った。その瞬間判った。与謝野さん、あなたは正しい。だが時間軸が間違っている・・。


この国でその道に生きた者として、与謝野さんや野田首相、財務省、あるいは日銀・・が感じず、自分が感じている事がある。それは、イメージが実現するスピードが過去とは違うという事。スピードはあっという間であり、そのマグニチュードは破壊的だ。これはリーマンショック前後の激変を最前線で肌で感じてきた。
 
断言しよう。日本に2020年まで時間はない。日本の勘違いは日本の事ではなく、世界が待ってくれないという事。次の戦争では人を直接殺すドンパチは考えにくい。しかし経済で負ければ人は死ぬ。
 
あっちこっちでそれぞれのスタンダード化が始まる。国家資本主義は当然だが、日本は相手を倒す必要はないが、生き残るには今のままでは駄目だ。これまでの周回遅れの妙は、4THターニングではよほど運がなければ成立しない。


ところで安倍さんに入れ知恵をしているのは誰だ。米国の著名ヘッジファンドのカイルバス氏は、何年も円債をショートにして、それ以外の輝かしい経歴に傷をつけてしまった。恐らく今彼は安倍さんの登場を心待ちにしているだろう。(安倍さんの言うとおりのことがおきれば金利が上がり、最初はかなりの円安になる。そうするとカイルバス氏らは儲かる)
 
まさかそんな米国のヘッジファンドに繋がった誰かの進言を真に受けているとは思わないが。いずれにしても、良い人がいつも正しい事をするとは限らない。一方で悪い奴が良いことをしないとも限らない。昔振り込め詐欺で実績を挙げた奴を、国策のメンバーに取りこくむぐらいのことをしなければゴールマンサックスに勝てないといった。恐らくこんなことを示唆するのは、官僚としての実績と、歴史作家としてロマンも併せ持つS氏あたりだろうか。


ならば最後に一つ進言。単に金融緩和をしても駄目。日銀からメガバンク、地銀その他への金融システムに資金を流しても、結局今のカルチャーでは国債に向かう。ソレを刷るぐらいなら国民全員にお金を均等に配った方がよい。どちらにせよ、いずれモラルでは国は救えない局面がくる。
 
安倍さんに入れ知恵した人は、米国に精通し、売られた喧嘩を買う姿勢が見える。だが米国と日本の違いはここからの多様性。まず中央銀行。
 
米国人は今は株を昔のようには買わない。歳には勝てない。だからFRB(中央銀行)傘下のNY連銀は、ウォール街を使いQE(量的緩和)の金をそのまま金融機関からスムーズに株式市場に流れるシステムを作った。ヘッジファンドなどの市場参加者は素直に従った。だから金融資産インフレが起こり、曲がりなりにも今米国は生きている。


ところが日銀にFEDのような多様性はない。FRBにはタカ派もいて一見バランスを取っている。日本では報道されないジャクソンホール(毎年一回米国で行われる世界の中央銀行マン総会)の写真をみると、日銀の白川さんは、原則主義者だったホーニグ前カンザス連銀総裁と一緒にいる写真が多かった。(考えが似ているからだろう)
 
バーナンキ総裁はそんな硬軟のメンバーを窺いながら、実際のオペレーションは民間企業であるNY連銀にやらせている。トップはゴールマン出身のビルダッドレー氏。


上級国家公務員のバーナンキFRB総裁の給料が10万ドル台後半。一方で傘下のNY連銀のビルダッドレー総裁の給料は40万ドルだ。更に、NY連銀でウォール街と直接取引を行う若いトレーダーの大半はバーナンキ総裁より高給取りだ。
 
こんな事は日本の組織ではありえない。これが可能なのはFRBが公的業務を民間組織が行う柔軟性と多様性だ。昔はこの多様性を不完全で悪癖の元凶と考えた。しかし今、金融ストラテジーを中心にした国家間の戦争になると、これが政策の柔軟性にも見えてきた。ここが自分自身の変化でもある。


火事場、鉄火場ではいい人も悪い人も関係ない。救った人(博打に)勝ったが英雄だ。黄門様も大岡越前も実在の人物だが、実在の長谷川平蔵は元悪人を含めた人の使い方が本当に絶妙だったらしい。ソレは彼が火付け盗賊改めだったからだろう。火事場 鉄火場は平和な日本が感じるほど先の話ではない。


2012年11月20日火曜日

政党より適材適所<マネー原理プロから>

 
リンカーンは、南北戦争の国家二分の危機での再選後、副大統領を敵である民主党から選んだ。政党政治の建前より、国家の融和を優先した米国では今日から「リンカーン」が封切りとなる。大統領選が終わった直後、この国はハリウッドの使い方が本当に上手い。

米国から見ていて、大震災後も日本の政治が停滞したのは、二大政党制の幻想に日本が取り付かれたままだったからだと思う。それはまさにバブル後、経済を救うのはグローバルスタンダードだと幻想したのににている。長い目でみれば方向性はあっているかもしれない。だがその前に国が死んでは意味はない。ならばどうするか。
 
そもそも政局とは政党政治のための劇。行政は官僚が運営し法案審議以外は止まる事はない。なら数年に一度、ガス抜きとして「見せ物」を楽しんでもいい。期待し、裏切られ、期待し、裏切られ・・天から見れば、国民を適度にもてあそび、体制(平和)を維持するにはよいシステムだ。ただし経済的に国家存亡の今回、誰が勝っても内閣は適材適所を優先し、必要なら大連立を組むべきだろう。
 
そもそも単一民族国家でまだ中間層が存在する日本が、英米の2大政党制をマネする理由はない。2大政党制は、英国で発祥した時、さらに今の米国でも、基本的に資本家対労働者を代弁している。この格差は「彼らの資本主義」と関係している。一方日本は「会社=家族」の価値観で経済を発展させた。55年体制が長く続いても、革命はおきず、この間国民はテレビで紅白歌合戦や水戸黄門をみていた。ならば今必要なのは2大政党ではなく政治の適材適所。国会全体をみれば優秀もいるはず。無理なら優秀な民間人を登用すべき。無理に党内の論功で大臣を選び、ぼろが出て必要のない政局を呼ぶべきではない。
 
その意味でオバマ政権の新財務長官に注目だ。個人的にガイトナー長官を尊敬しないが、金融危機を引き継いだ彼は、イデオロギーに関係なく、やるべき仕事をした。その背景には懲罰よりも必要性やバランスを優先した外交の専門家のキッシンジャーの教えがあった。結果的に適材適所だった。オバマ政権は同じ観点で次の財務長官も選ぶだろう。いろいろ名前が出ているが、もしかしたら共和党色の強い人を選ぶかもしれない。その方がフィスカルクリフで共和党の妥協が得られる。
 
二大政党制は平和すぎて威厳を失った日本の政治が掲げたグローバルスタンダードの掛け声。だが今国民が望んでいるのは国を引っ張る政治。もし第三次世界大戦が起これば、日本は挙国一致するしかない。人はまだ死んでいないが、新しい経済の大戦は始まっている。政治はオールスターで望むべし・・。
 

訂正とSP200日 

先週の金曜日の「二大政党・・」の中で、CMEはゴールドの証拠金率を引き上げたと書いてしまいましたが、引き下げたの間違い。お詫びします。

文脈は「引き下げ」になっていたと思いますが、

2012-11-20 04:29:39 -

ヘッジファンドのあせり

オバマはアジアにいてフィスカルクリフでテレビに出ることもない。ならば周りのローカルも売るチャンスはなし・・。


2012-11-20 01:00:39 -

休戦と開戦

イスラエルとアラブは決して癒える事のない傷口と瘡蓋のようだ。

2012-11-19 23:20:59 -

二大政党制より適材適所

CMEがゴールドやシルバーの証拠金を引き下げた。選挙前、CMEはオバマ政権の圧力?でオイル価格が上がらないようにしていたが

2012-11-17 00:45:36 -

リンカーン

オバマのスピーチでは売る・・
2012-11-16 04:23:00 - 日記

テキサス独立のブラックスワン

VIXが20を超えず株がここまで下がるのは、VIXがこの事態を把握していないか、あるいは

2012-11-16 00:08:04 -

出回り始めたバーナンケチャート(SP500)

昨日紹介したSP500のチャートが、かなり注目を浴び始めた・・。


2012年11月17日土曜日

テレビの緊張感


人殺しの罪で追われているウイルスバスター発明者のマカフィー氏が、突然CNBCに電話をかけてきた。地元警察に撃ち殺されるかもしれないのに、投降する意思はないという。大騒ぎもせず、市況解説の合間に淡々と中継したCNBC。ある意味でさすがだ。

当然ながら、米国メデイア関係者にもタレント性は必須。同時に凛としたジャーナリストの分別も持っている一流も多い。一方人柄優先の日本のテレビでは、つい女性の胸を触ってしまうニュースキャスターも出る。あのNHKのアナウンサーは年齢も近く親近感があり好きだった。でもたった一度のミスで終りなのが日本。残念だ。

考えてみれば、敗戦後に始まった日本のTVには緊張感は邪魔だった。傷ついた日本人を癒すには緊張した報道はいらない。喜劇やホームドラマが一番だった。子供の頃森光子を見た。ただ米国でCNNが始まってからも、日本では相変わらず死体や犯罪者の顔は写さなかった。いつの間にか日本は、平和優先が現実さえ見ようとしない雰囲気を作り出していた。

ただこれからは否応なしに報道も緊張するだろう。昭和のホームドラマの主役だった森光子もなくなった。そろそろお笑いを卒業するのもよい。中国や北朝鮮を身近に感じられるかもしれない。

結局国民が今のままなら政治も今のままである。ここからは政治家の責任ではなく、テレビなどメデイアの責任もいいたい。そんな中テルアビブにロケットが落ちたというニュースが走った。イスラエルの首都にロケットが落ちたのは1967年以来。イスラエルは75000人の予備兵をフル稼働した。

今のジャブジャブの金融市場では、戦争を知る人はきわめて少数、「戦後」を知る人も減り、冷戦さえ知らない人が相場のプレーヤーの大半になりつつある。学校で歴史を勉強しても、お金がからむと人は自分の経験を頼る。なんと残酷か。次はどんな相場が待っているのか・・。

2012年11月16日金曜日

エリート会議 マネー原理プロより



(下のチャートを参考に)
個人的には今だにサムソンの商品は一流とは感じない。だがこうして日本メーカー5社の時価総額の合計とサムソンの時価総額のチャートをみると、日本人としては言葉を失う。いよいよ覚悟が必要だ。

消費財の主戦場がアジアと米国なら、日本は国家と企業の一体化戦略が不可欠。その一環として、日本企業の株価を上げる金融政策も必要。それは戦後の「金融と大蔵省」「経済と通産省」の関係を超えたもの。しかし学者で固められ、古めかしい金融理論以外の想像力の乏しい人が金融政策をすると、株価の差もこうなってしまう。無論株価の差は収益の差だが、それは金融政策を軸とした国家戦略の差でもある。
 
もし日本が鎖国をするならこのままでもいい。金融資産インフレを軸にする欧米のバブルはまたはじける。さすれば自ずと日本が正しかったことが証明される。リーマンショックと大震災後、個人的には日本はその方向が正しいと考えた。だが最近になり、日本には日本人が考えるほどの時間が残されていないと判った。

そんな中日本はTPPに参加する。だが株価がこんな状態では、商品で勝っても資本市場で負ける恐れがある。「敵」は日本のその弱点を承知でTPPを考えている。今の日本は、実直な野田さんがラスベガスのポーカー世界選手権のテーブルに日本代表で座っているのと同じ。そのイメージは安倍さんでも同じ。世界が4THターニングの今、政局という「ガス抜き」を繰り返す日本を見るのは厳しい。
 
一方米国では本日オバマと米国の一流企業経営者が懇談した。経営者の多くはロムニーを応援した。だが政治でも経済でも、アメリカのエリートが庶民との違いを見せるのはここからだ

元々雑多な民族が集まる米国は、軍事的にも経済的に常在戦場。それをエリートは判っている。だからしこりが残る庶民感情とは別の次元で次のベストを探る。4年前の骨肉争いだったオバマとヒラリーが、政権がスタートすると表面的には一枚岩だった様に、新移民を地盤にする民主党のこの政権はその能力が特に高い。

そして金融危機後この政権は信賞必罰をしなかった。日本人としては違和感だった。だが今は彼らの知恵と認めざるを得ない。財務長官として混乱収拾の中心人物だったガイトナーはキッシンジャーの薫陶を受けている。キッシンジャーの外交の基本がウイーン会議であることは有名だ。

ウイーン会議では悪者となったフランス(ナポレオン)を殺さなかった。キッシンジャーはだからその後欧州は100年間戦争をしなかったと考えいる。ローマ帝国崩壊後、欧州で100年間戦争が無かった他の事例はなく、第一次世界大戦でドイツを懲らしめすぎた事が第二次世界大戦に繋がったことを反省している。
 
このような白人の歴史と日本のそれぞれが今80年周期の第4コーナーにいるとして、日本は実直な単一民族社会のよい面を押し出す戦略から、ソレが弱点になる可能性も踏まえた柔軟性が試される。添付のチャートはその警告と考えている・・。
 
 

2012年11月14日水曜日

これって本当?


 
 
 
日本の5社の株価がよくわからないが、この出回っているチャートが本当なら、日本市場は一旦閉じた方がいいかもしれない。
<マネー原理プロから>

資本主義の結末

ところでバーセルのOTCデリバティブの総額が発表された。(添付)・・・その当時と比べデリバテイブは更に6倍になったが、豊かさが6倍になった人はどのくらいいるのか・・
2012-11-14 05:05:33 -

USA からISAへ

 
世間はフィスカルクリフを騒いでいるが、戦後世代の政治家が出す答えは妥協以外にはない。よって最後はバンジージャンプ。株はそれは織り込んでいて、今の調整の本当の理由は//
2012-11-14 01:10:56 -

あまり期待しない・・危機

2012年11月12日月曜日

均整社会のこれから’


宗教家の久保有政氏が英語の論文で「米国の国旗には星がいっぱいあり、日本の国旗にはお日さまが一つ・・。それだけ日本人と米国人の考える国家感は違う」といっていた。なるほど。宇宙からすれば、夜空の星も昼間の太陽も無数にある同じ星。だがソレを国旗に用いる感覚はこんなにも違うのか。これまで日米の違いを話すとき、国家観の違いとして中江兆民とロックの国家契約説の違いがいいと思った。だが米国が押し付けるルールと、日本が勝手に盲信する米国の本質の比較には、この久保氏の解説の方がいい。

複数の星を前提にする米国と、国名のごとく日ノ本で一つになる日本。そんな平和な日本で世間を騒がした二つの事例はこれからの日本の課題を浮き彫りにした。まず東電の女性社員殺人事件。ネパール人が有罪にされた過程でおきたそれぞれの「思い込み」。そして女性デザイナーが刺殺された事件の警察の対応。担当者は逮捕状を読み上げる際「決まり」だったので、女性の新しい性名を読み上げたという。

組織では一人一人が規則を守ることは最も重要。経済に限らず、圧倒的な日本の平和やそこそこ強くなったサッカーは世界に誇れる。しかしこれまで日本の武器だった「均整」は、米国が4THターニングに入ったといわれる今、今度は日本を亡国に導くかもしれないと考えている。日本にとって厄介なのは、震災をきっかけに日本が独自の価値観を探り始めたタイミングと、米国の4THターニングが重なってしまったことだ。しかしコレも運命、ここからは冷静に状況を分析し、最善の判断を期待するしかない。

では4THターニングとは何か、おさらいをしよう。まず入植以来、米国は70年~90年の大きな周期を3回経験したといわれる。そして今は新しい周に入るまえの第4コーナーをまわったイメージ。それが4THターニングである。過去の4THターニングでは次の事がおきた ① 1770年代の建国の動乱 ② 1860年代の南北戦争の勃発 ③ 1940年代の第二次世界大戦・・。そしてリーマンショック後、米国は4回目の4THターニングを迎えている。

90年代、この説を主張したのはW.ストラウス氏とN.ハウ氏である。92年の二人の共著「GENERATIONS」では米国の世代の特徴をを分析。大恐慌と二つの世界大戦を経験した世代をグレートジェネレーションと呼ぶ一方、97年の続編「4TH TURNING」では第二次世界大戦後のベービーブーマーの登場は米国をどうかえていくかの未来予想をしていた。

そして①~③の1周は概ね70~90年。4THターニングはその最後の20年程度の混乱をさす。この混乱を経て新しい体制が定まり、次の周期が始まる。そう考えた二人は97年の著書の「4THTURNING」で次の混乱は2006年頃始まり2025年頃まで続くとした。リーマンショックは2008年である。

では日本はどうか。近代以降日本が体制を変えたのは明治維新と敗戦。その原因の黒船来航が1853年で満州事変は1931年である。偶然か必然か。この間も約80年の開き。どうやら日本にも同じような周期がある。そして今、敗戦から70年という大台が見えてきた。明治維新のきっかけは黒船だったが、日本は自分で体制を変えた。しかし敗戦は自分で変える事が出来ず、圧倒的なアメリカの力に変えてもらった。この違いは大きい。そしてそのアメリカが4THターニングに入ったなら、好む好まざるにかかわらず、日本も巻き込まれるのは必定。

ただマッカーサーの米国によって変えてもらってからの日本は、鎖国だった江戸時代とは違う社会だ。適度に開かれながら、米国の傘下で均整社会は維持できた。ただしそれは米国は4THターニングを迎える前、世界が冷戦構造の中で硬直した時代の話である。ならば今の日本が自分で変るだろうか。今政治が「維新」を語るなら、まず国民に自ら改革するエネルギーの出所を示すのが先だろう。

ストラウス・ハウは周期内の4つのターンを、「高揚」「覚醒」「開放」「危機」に分けた。冷戦が終わり、クリントン・ブッシュ時代はまさしく規制緩和(開放)の時代だったが、。リーマンショック後の「危機」が今として、その中での大統領選が終わり、白人層の希薄化、資本主義の格差の調整で米国の民主党化は鮮明になった。日米はここでTPPの本番を向かえる。

そもそもオバマの再選を世界が喜んだのは、米国が敵味方をはっきりさせる孤立主義を選ばなかったからだ。だがソレは日本のような正直な国には有利とはいえない。なぜなら今の世界は限られた成長というコップの水を争っている。オバマを歓迎したのは中国も同じ。オバマの米国と中国はこれからもしばらくは繋がっていく。そんな中、平和的にコップの水をシェアするには誰かが間抜けな役をやらなければならない。

米国は10年後にアラブやロシアを抜いて世界最大のエネルギー産出国になる。これまでの米国の外交には冷戦と中東のオイルを意識した戦略があった。そこで生まれた資本家は今回ロムニーを支持した。しかし今シェールオイルを掘る人々は民主党の支援も受けている。米国の国際戦略から、冷戦に続きオイルの重しまでが消えたらどうなる。伝統的な共和党の存在価値はますますなくなるだろう。ならばこの構造の間隙で生きてきた日本は抜本的なイメージチェンジが必要だ。なぜなら、ここ30年の日本経済は共和党政権下の方が圧倒的に好調だったからだ。

以前より強国の独ソにはさまれたポーランドを引き合いに出し、自立できなかった国の悲劇を語ってきた。日本が真に独立国家として生き残るには、米国から自立した上で、中国と対峙する以外に道は無い。だがもし新進気鋭の外交家(一説には次のキッシンジャー)イアンブレマー氏が勧めるように、日本は実をとって米国のアジアの出先の州として生きることを選ぶなら何も言う必要は無い。ソレはそれで米国は戦略的に大切にするだろう。ただその判断を衆愚政治に任せるならそれなりの運命が待っている。

2012年11月10日土曜日

真マネー原理プロから


バンジ-ジャンプはマヤの暦で

オバマのあと、USZ141と144PUTに買い。同感・・オバマはREVENE UPという言い方でフィスカルクリフを避けると表明。


2012-11-10 06:16:37 -

ベイナーとオバマのスピーチ・・

噂によるとオバマのスピーチは漏れているらし・・

2012-11-10 01:20:09 -

200日線と金曜日の関係

200日線と金曜日の関係は重要・・。


2012-11-09 23:19:56 -

理想が空想か、中間層のための銀行

今金融に最も影響力を持つアナリストに選ばれたマイクメヨ氏。彼はCITIとモルガンスタンレーを4年ぶりに格上げした。理由はこの2社はある意味でトップを諦めたがゆえに///



2012-11-09 02:26:43 -

なぞの出資、シャープを助けるアップル?

欧州中銀の時間帯が終われば米株は昨日のベイナーの発言(


2012年11月8日木曜日


真マネー原理プロから

TPP本番に備えよ

先ほどのベイナー議長の発言は

2012-11-08 05:59:39 -

ウォール街の悪夢 アメリカの田中真紀子

天敵の彼女が///

2012年11月7日水曜日

日本の正体、心地よい奴隷社会



世界で一つだけの花になることは、NO1に成ること同等に大変なこと。その覚悟がなく、もし組織社会で埋没することのエクスキューズで10年もこの歌が流行ってきたなら、日本の正体がそこに見える・・と、かなり過激な事をFACEBOOKのクラブインベストライフに書いた。賛同意見が多いことに驚いた。しかしその世代は皆エネルギー十分な先輩だった。

自主独立には命を懸けたプライドが必要だ。そんななかクローズアップ現代で尼崎事件をやっていた。結論は角田被告は現代の法治社会において特定の人と奴隷関係を構築したようだ。ただいくら角田被告が心理操作に長けていたとしても、あれだけの相関チャートは異常。個人的にはこの事件の本質は、被告の異常性よりも、被害者側に共通する特質にあると感じる

そもそも奴隷関係は社会がなければ存在しない。社会よりも孤立を好んだネアンデルタール人が多く住んだ欧州には、エジプトや中南米文明のピラミッドやアジアの古墳のような大遺跡はあまりない。ネアンデルタール人とコーカソイド(白色人種)の関係は判らないが、ピラミッドや古墳の構築に奴隷は不可欠だったわけで、奴隷社会はやはりネグロイド(黒色人種)やモンゴロイド(黄色人種)の方に起こりやすいのではないか。

西洋学説では人権が初めて歴史に登場確立したのは古代ギリシャのポリスらしい。戦争に負けた方が奴隷になるのはローマ時代も続き、その労働力はパルテノン神殿やローマのコロシアム建設に不可欠だった。そしてゲルマン人が西ローマ帝国に侵入してからは奴隷は農奴へと格上げされた。奴隷にもある程度の人権が認められると中世の封建社会が始まった。

白人が作る歴史戦争映画には共通する特徴がある。それは白人は個々の兵士が人格や人権のある人間として描かれるが、有色文明の敵は感情を持たない塊のように描かれる。ここに人権に対する白人のこだわりを感じる。始まりはペルシャ戦争らしい。コンピュータグラフィックを駆使した映画「300」では、ペルシャのクセルクセス大王率いる20万を、国家と民族のプライドかけて屈強なスパルタ人300が迎え撃つ。彼らは人格人権を持った人間として戦う事を選んだのだ。

一応史実とされているが、ペルシャ戦争はギリシャが当時国力で10倍以上だったイランを撃退した戦争であり、ギリシャ軍は人権を持つ平民で構成されていた事が、後にギリシャがデモクラシーをうみ、欧州が他の文明に先駆けて近代の扉を開いたとする優越感の起点になっている。だが、当時既に人種や宗教に寛大だったとされるペルシャや、孔子の教えが既にあった春秋時代の中国に対し、自惚れの面も否定できない。

世界的には稀有な組織社会をここまで進化させた日本で起こった奇怪な尼崎事件は、近代デモクラシーの象徴である米国の大統領選挙の日のテーマとしてはふさわしいと思っている・・。

2012年11月6日火曜日

米国の黒田官兵衛


           オバマを大統領にした立役者Dエクセルロッド氏
  
        いわずと知れた共和党のオズの魔法使い。カールローブ氏


フロリダでは共和党の選挙管理委員会が、事前投票の時間を打ち切ったため、民主党の地盤のマイアミで抗議行動がおきた。一方オハイオでは、民主党選官がスムーズな選挙を画策したところ、共和党の選官メンバーが投票の際の個人証明の義務付けを主張した。

当然ながら投票権は米国市民にしかない。だがそれ以外の人もこの国には大勢住んでいる。もしこれまであまり例がなかった本人確認で時間が取られると、時間切れで投票できないケースも考えられる。(NYタイムス)このように訴訟合戦は既に始まっている。

選挙がズムーズに行われればオバマが優位なのはずっとマネーが示していた(INTRADE)。ただこの時点でも45%の確立でロムニーが大統領になる可能性がある。2004年、日本人の自分に「投票に行かないか」と突然電話があった。それ以来、米国の選挙は「策謀対対策」の結果と考えている。

共和党はクリントン政権の8年を、第三次、第四次レーガン政権と呼ぶ。しかしレーガン以降の大統領選挙で共和党が勝ったのはカールローブがかかわった3回だけ。(92年のブッシュの再選に彼はかかわっていない)

これは世界史の観点で、世界は格差を広げた資本主義の修正過程にあるからだと考える。戦後先進国を支配したのは冷戦。米国ではその重しが適度な自制心となった。その頃は、民主党と共和党のどちらの大統領も、政策に今ほど大きな違いは無かった。

日本はその隙間で経済発展を遂げた。しかしその副作用で今ではアメリカなし外交を考える力が退化している。それどころか、激変するアメリカの本質を見ようとさえしていないようだ。

スーパーPAC法が通った今回、匿名の800ミリオンのマネーが選挙広告に向かった。この巨額マネーを取り合うメデイアには接戦が不可欠だったわけだ。一方とどまるところ知らないネガテイブ広告。このネガティブキャンペーンを最初に始めたのが88年のカールローブである。

レーガン政権後、冷静勝利にメドが立ったアメリカはここからずれていった。ローブは重石が取れた米国が次に何に反応するかを知っていた。パンと見せ物の「見せ物」を変えたのだ。

今回ロムニー陣営にカールローブは加わっていない。一方オバマにはデービッドエクセルロッドがいる。彼はオバマがヒラリーを破った時の立役者。彼はオバマの勝利に自信を示すが、カールローブと比べ非常なエグさは感じない。そこにロムニーもまだチャンスがある。

そういえば再来年の大河ドラマは黒田官兵衛だという。福島正則のような猛将でもなく、石田三成のような官僚でもないが、秀吉は黒田官兵衛を最も評価し恐れた。カールローブやデービッドアクセルロッドはまさに現代の黒田官兵衛。

昔から日本のメデイアはジャーナリズムの鋭さは三流、トレンドの把握は一流だと考えてきた。今年の大河ドラマも、日中関係の基本の再確認と、草食武士の衰退(平氏)。肉食武士の復活(源氏)という構成はよかった。

今時代は黒田官兵衛を必要としている。ならこのテーマの選択も面白そう。しかし清盛の視聴率は最低だった。今の視聴者をクリックできなかったのだ。(個人的にはソレでいいと思うが・・)

 そんな中で朝のニュースで、この30年で最もヒットした曲はSMAPの「世界に一つだけの花」だといっていた。なるほど。ここに現代日本の本質が凝縮されている。今マクロで必要なのは水前寺清子の365歩のマーチ。しかし個々のミクロでは、国家も企業も牧原敬之の作詞した、「NO.1 にならなくてもいい、もともと特別な Only one・・」という時代の策略が必要になる・・。


世界に一つだけの花

NO.1 にならなくてもいい
もともと特別な Only one

花屋の店先に並んだ
いろんな花を見ていた
ひとそれぞれ好みはあるけど
どれもみんなきれいだね
この中で誰が一番だなんて
爭う事もしないで
バケツの中誇らしげに
しゃんと胸を張っている

それなのに僕ら人間は
どうしてこうも比べたがる?
一人一人違うのにその中で
一番になりたがる?

そうさ 僕らは
世界に一つだけの花
一人一人違う種を持つ
その花を笑かせることだけに
一生懸命になればいい

困ったように笑いながら
轉載來自 ※ Mojim.com 魔鏡歌詞網
ずっと迷ってる人がいる
頑張って笑いた花はどれも
きれいだから仕方ないね
やっと店から出てきた
その人が抱えていた
色とりどりの花束と
うれしそうな?顏

名前も知らなかったけれど
あの日僕に笑顏をくれた
誰も氣づかないような場所で
笑いてた花のように

そうさ 僕らも
世界に一つだけの花
一人一人違う種を持つ
その花を笑かせることだけに
一生懸命になればいい

小さい花や大きな花
一つとして同じものはないから


       365歩のマーチ

ワン・ツー ワン・ツー
ワン・ツー ワン・ツー




しあわせは 歩いてこない
だから歩いて ゆくんだね
一日一歩 三日で三歩
三歩進んで 二歩さがる
人生は ワン・ツー・パンチ
汗かき べそかき 歩こうよ
あなたのつけた 足あとにゃ
きれいな花が 咲くでしょう
腕を振って 足をあげて
ワン・ツー ワン・ツー
休まないで 歩け ソレ
ワン・ツー ワン・ツー
NO.1 にならなくてもいい
もともと特別な Only one

La La La La La...




           
ワン・ツー ワン・ツー




しあわせの 扉はせまい
だからしゃがんで 通るのね
百日百歩 千日千歩
ままになる日も ならぬ日も
人生は ワン・ツー・パンチ
あしたのあしたは またあした
あなたはいつも 新しい
希望の虹を だいている
腕を振って 足をあげて
ワン・ツー ワン・ツー
休まないで 歩け ソレ
ワン・ツー ワン・ツー
ワン・ツー ワン・ツー




しあわせの 隣にいても
わからない日も あるんだね
一年三百六十五日
一歩違いで にがしても
人生は ワン・ツー・パンチ
歩みを止めずに 夢みよう
千里の道も 一歩から
はじまることを 信じよう
腕を振って 足をあげて
ワン・ツー ワン・ツー
休まないで 歩け ソレ
ワン・ツー ワン・ツー
ワン・ツー ワン・ツー

2012年11月3日土曜日

特別号 大統領選の真実 (真マネー原理プロから)

 
 
               オバマ6.25


               
ロムニー 3.25



上のチャートはオバマとロムニーのどちらが勝つかにお金をかけたINTRADE市場のプレミアムである。途中オバマが優勢だ、ロムニーが逆転した、ハリケーンでオバマがよかった・・などなど、マスコミは勝手に盛り上がっていた。
しかしメディアが主観的であるのに対し、お金は嘘をつかない。INTRADEではずっとオバマが優勢だった。そこで、日本の読者にも、知っているようで実は知らない米国の大統領選の真実をマネー原理プロから抜粋した・・。

< 269対269の考察 >

ところで大統領選が共和党の言う通りの接戦なら、オバマ・ロムニーの獲得代議員が269対269で並ぶ可能性もある。その場合にどうなるかのか。そこは米国を勉強するにちょうどいい材料。そこで大統領選の基本をお浚いする。

まず各州の代議員の数。これはその州の国会議員と同数。(下院435、上院100)しかし国会で議席を持たないワシントンDCに3票が与えられる。(DCは議員を出すが法案への投票権を持たない)よってトータル538。過半数の270を取れば勝ちだが、組み合わせによっては269対269の可能性があり、NBCの予想では今回その可能性が十分あるという。(過去下院が大統領を決めたのは1800年代に2回ある)そして各州の代議員数は州を勝った候補者が総取りするが。勝者を決める州法はどこもバラバラ。(例外はメインとネブラスカ、この二州は総取り方式ではない)

では同点になった場合はどうなる。まず憲法で大統領を決めるのは下院に権限がある。一方副大統領を決めるのは上院。共に投票である。ならば大統領と副大統領が別の党から出ることもありうる。下院の現勢力は共和党が優勢、だだし下院も改選される。だがそれでも同点の場合はロムニーが有利だ。なぜなら、大統領を決める下院投票では各州が1票。つまり下院議員が55人いるカリフォルニアと、下院議員が一人しかいないワイオミング、ノースダコダ サウスダコダ アラスカの一票は同じである。いうまでもなくこの4州の下院議員は全員が共和党。地域性からいっても民主党に負ける可能性は殆ど無い。

こうみると米国の民主主義のシステム、つまり選挙がいかに歪で不平等かがよくわかる。前述の4州では人口対比の下院定数は一人だが、合衆国を構成する州として上院の定数は二人。つまり下院議員が55人いるカリフォルニアと上院定数二人は同じである。上院議員は上級公務員の任命。条約の批准等の下院にない権限に加え、なんといってもフィルバスター(牛歩)で法案をつぶすことが可能だ。上院では人口50万人のサウスダコダと5000万人のカリフォルニアの上院の一票の格差など話にならない。これは当初東海岸の13州で始まったこの国の歴史の産物だが、何度も改正の動きを経ながら、そんな不完全を受け入れて米国の民主主義は成熟してきた

ここが几帳面で単一国家、単一民族の日本が勘違いしやすいところだろう。それよりも、そもそも人口のGDPも米国の1/3がちょうどいいと考えている日本がなぜ国会議員の数だけは米国より多いのか。(米国の535に対して日本は722人、ちなみに給料は日本は米国の3倍)そこが一番不思議なところ・・。。






< フィスカルクリフは民主主義の産物 >

雇用統計は予想通りいい数字だった。だが今失業している人にとっては失業率の改善はGOODニュースではない。オバマ政権もそんなことは判っている。それでもいい経済指標の数字が欲しいのは、まだ決められない人にイメージを植え付けるためだ。

ただ日頃アメリカ人の多くはワシントンと無関係な生活をしている。日常では州で違う交通規則やバラバラの消費税の方が重要であり。これから家を買う人は、ノンリコースの州ならローンが払えなくなっても安心だ。そして万が一人を殺すようなことがあっても、テキサスで一人殺せば十分死刑だが、マサチューセッツなら30人殺しても死刑にならない(被害者に連邦職関係者がいない場合)。(注、イリノイはノンリコースでないので住宅ローン債務は他の資産とリンクされる)

つまり米国の大統領選とは、不平等で不完全な州ごとの決まりを容認しながら、ボトムアップで合衆国のリーダーという国家公務員を選出するプロセスだ。まさにこれこそ大同小異という民主主義の本質。だが逆に本来スムーズにいかないのが当然である。事実、建国当初から二大政党制が固まる頃の大統領選はスムーズではなかった。

選挙で代議員数が同点になるケースが大統領と副大統領で3回あった。1800年はトマス ジェファーソン(2ドル札)とアーロン バーが同点になり、議会を牛耳ったアレキサンダー ハミルトン(10ドル札)がジェファーソンに決めたことが、後にアロンバーが決闘でハミルトンを殺す遠因にもなっている。

その後徐々に制度も整うものの、テレビの無かった時代までの大統領選は事実上ミシガン湖より東のエリアの内輪の争い。1920年代、8年間もリベラル進歩主義者のウイルソンに牛耳られた共和党では、業を煮やした資本家やギャングが結託してハーデイングを選出した。

その際のマネーの暗躍はすざましいものがあった。知りたい人はケーブルTVのブロードウォークエンパイアを参考になるだろう。しかしそんなことは西部の牧歌的有権者は知る由も無かったはずだ。

同じように、金融危機後急速に社会主義化したこの国が、歴史上初めて黒人の大統領を迎えたこの4年間に対する様々な思いが米国人の心の底にある。それは単一民族で潔癖が当たり前の日本人の想像を超えたもの。

個人的にはハリケーンや経済指標を織り込んだ今もイメージは同じ。不正が少なくスムーズに選挙が進めば、INTRADEが示唆してきたオバマ優勢のイメージ。しかし重要州が接戦になった場合に共和党が簡単に諦めるとは思えない。ロムニーが潔くても周りは諦めないだろう。

また万が一同点なら、紹介したようにロムニーが圧倒的有利である。州よって選挙のルールは違う。最重要州のオハイオでは郵送による投票の受付は選挙が終わっても2週間有効。リカウントするかしないのか。最後は連邦裁判所にまで持ち込めば、泥仕合はどこまでも続く・・。

その場合の「フィスカルクリフ」が相場には一番恐ろしい展開だろう・・。

 

2012年11月2日金曜日


 

感動より食べ物をの時代へ・・

この写真もオバマにとっては一つの
2012-11-02 01:06:19 -

<アメフトラグビー> と <GMと松下>

市場関係者には雇用統計が予定通り出るかが大問題。一方オバマにとっては東海岸で予定通り投票が行われるのかが大問題・・・


2012-10-31 22:45:52 -

金融の人の証券オペ

SANDYの被害ははっきりしないが、オバマは今日明日と災害地に入って陣頭指揮を執る。このあたりややオバマには神風。しかし非常事態宣言がブルーステイトにとどまればたいしたことは無い・・。

2012年11月1日木曜日

商売のコツは統治のコツ

           アイデアや創造性に苦労したデイズニー

日本のニュースでスターウォーズの続編が出来ることが、アメリカ在住の映画評論家のインタビューも交え、あたかも全米でもビッグニュースであるかのような報道がされていた。ざっくりいって今の米国でこの話がそこまでのビッグニュースでアあるはずがないのだが、そのNHKニュースで、ジョージルーカスが30代の頃にあの宮崎緑(もう誰も知らない?)にこんなことを言っていた。

「You have to get audience either to laugh or cry, or very excite or very frightening. Those are element of successful・(映画が成功するのは、観客を笑わすか泣かせるか、さもなくば、凄く興奮させるか、とても怖がらせるかのどれかである・・。」

初めてスターウォーズが出た頃は映画好きの中学生だった。その頃のジョージルーカスは正直で、彼はスターウォーズが黒澤明の「隠し砦の三悪人」をベースした作品であることを隠さなかった。

当時黒澤明全集を見る機会がなかったが、後に同作品を観て、主人公のルークスカイウォーカーが三船敏郎、ヒロインのレイア姫が上原美佐、そしてあのロボット二人は千秋実と藤原釜足であることは明らかだった。

ところが3作目が出た頃からルーカスはこの作品が本来9部作であると言い出した。彼が途中で話を変えたたかどうかはどうでもよい。だがB級映画扱いで大物俳優もいない(ハリソンフォード無名ではなかったが、当時の彼こそB級の証明)スターウォーズは 一作目がヒットしなければ続編は無かったはずだ。

黒澤明は自分でシナリオに参加し、彼の名作からは個人的にも多大な影響を受けた。だが黒澤明が優秀なビジネスマンだったいう話は聞かない。一方でルーカスは3500億でビジネスを売った・・。

この話で思い出すのは、ソニーがIpodに2年も先駆けてデジタルミュージッデバイスを売り出したが、ソニーミュージックのビジネスを侵食する恐れから、ダウンロードを媒介にする同商品の積極展開に躊躇した経緯。

同時期、時代がハード商品を作り出す競争からソフトコンテンツを媒介にしたビジネスモデルへ移行すると予想したスティーブジョブスは、Ipodの前にITUNEで市場を押さえてしまうことを優先した。ここさえ押さえてしまえば、人はipodを買うしかないという戦略だった。

NHK特集では、当時ソニーの出井会長は、このリスクを判っていたが、国内では膨大な雇用を抱えるメーカーとしての責任。また子会社のビジネスが順調に儲かっていただけに、そのビジネスを侵食する決断は難しかったと回顧していた。

基本的に、ルーカスも、スティーブジョブスも、どうしたらビジネスで成功するのかというビジョンが明確だったのだと思う。ただそれはクリエーターや技術者としていろいろ経験したあとのこと。それはルーカスからビジネスを3500億で購入するデイズニーとて同じ。

これは有名な話だが、ウオルトデイズニーは勤めていた新聞社を「lacked imagination and had no good ideas (想像力がない)」を理由でクビになった。そして1921年にの独立してアニメ会社を設立したものの、商売は上手くいかず、ドッグフードを食べる暮らしが続いた。

1927年やっと思いでミッキーマウスをMGMに持ち込んだところ、「映画のスクリーンで巨大なネズミを見たら女性が怖がる・・」と否定されたしまったという・・ (参考添付WEB)。

http://www.hollywoodstories.com/pages/disney/d3.html

そういえば、ローマ人がギリシャをみて反面教師的に学んだことは「国民にはパンと見世物を」だったことを思い出した。

アテナイやスパルタなどのポリス国家は、国民に芽生えた民主主義の平等意識で参政と参戦をした。だが貨幣制度が生まれ、国民に貧富の差が出来ると、衆愚政治が起こって没落した。

アレキサンダー大王の後、そのギリシャに盛衰を観たローマは、国民には「パンと見せ物」を徹底。この国の建国の父もこのローマのコンセプトを取りいれたのが、今の大統領選の不平等な民主主義や、プロスポーツや芸能などの劇場型ビジネスモデルの根底にある・・。